【内装リフォーム】中古一戸建てで壁・床の張替え全面するとどれくらいかかる?

2024.03.13

静岡県浜松市にて、店舗改装工事・住宅リフォームを承っております、クラフトマンシップ 和です。
新築住宅を建てる方が一定数いる一方、中古住宅を購入してリフォームを行う方が増えています。
中古住宅は築年数こそネックになりますが、立地条件が良いことも多く、新築にはないメリットが複数あることから、近年選ばれる傾向にあります。

このような中古住宅を購入し、リフォームを行うとした場合、壁と床の張替えは全面でいくらほどになるのでしょうか。
今回は壁紙クロスの張替え・床の張替えを中心とした内装リフォームが、一戸建てでいくらになるのか、費用を抑えるにはどうすればいいのかについて、ご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

■ 壁紙クロスを全面張り替えるとどれくらい?

壁紙クロスの張替え面積は、おおよその計算になりますが、「床面積×3.5」で求めることが可能です。

床面積の平均は「2022年度フラット35 利用者調査」によると、注文住宅が122.8m²、中古戸建は114.2m²、建売住宅は101.9m²です。
現在の壁紙クロスは、スタンダードグレードで1,000~1,500円/m²ほどなので、こちらで単純計算するとこれくらいになるでしょう。

住 宅 張替え費用
注文住宅(122.8m²) 429,800~644,700円
中古戸建(114.2m²) 399,700~599,550円
建売住宅(101.9m²) 356,650~534,975円

あくまで張替え費用なので、廃材処理費や家具移動費などを加算すると、もう少し高くなるでしょう。
壁紙クロスのグレード・地域によっては、2,000円/m²かかるようなものもあります。

参考元:住宅金融支援機構「2022年度フラット35 利用者調査」>>

■ 床を全面張り替えるとどれくらい?

住宅で主に使用されている床材はフローリング、クッションフロアです。
フローリングの単価は単層(無垢)フローリングで約11,000~15,000円/m²、複層(合板)で約8,000~12,000円/m²ほど。
クッションフロアの単価は約2,200~4,500円/m²ほどといったところです。
上で紹介した床面積で単純計算した場合、これくらいの費用がかかるでしょう。

住 宅 単層フローリング 複層フローリング クッションフロア
注文住宅(122.8m²) 1,350,800~1,842,000円 982,400~1,473,600円 270,160~552,600円
中古戸建(114.2m²) 1,256,200~1,713,000円 913,600~1,370,400円 251,240~513,900円
建売住宅(101.9m²) 1,120,900~1,528,500円 815,200~1,222,800円 224,180~458,550円

床材はトイレ・キッチン・脱衣所などだとクッションフロアをよく使用しますが、それ以外はフローリングを使うことが多く、場所によって使い分ける方がほとんどでしょう。
詳しい費用については専門業者に調査を行ってもらい、見積りを取ったほうが確実ですので、こちらは概算として見ていただければと思います。

■ 床・壁のリフォーム費が高くなるときとは?

床・壁の内装リフォームでは、以下にあてはまると、費用が高くなる傾向があります。

・下地が傷んでいる

古い壁紙クロス、床材を剥がすと、下地が傷んでいることがあります。
たとえばカビの侵食や腐食、シロアリによる食害、穴が空いているなどのダメージは、補修工事や下地材の交換などの費用がかかります。
このような追加工事は、実際に剥がしてみないと必要かどうか分からないことが多く、古い住宅の場合は予算を多めに見積もったほうがいいでしょう。

・築年数が30年以上

築年数が30年以上になると、下地材が傷んでいる可能性があるほか、現在の耐震基準を満たしていないこともあります。
補強工事や耐震工事は無視できないため、こちらもやはり予算を多めに見積もっておきましょう。

■ リフォーム前は「ホームインスペクション」がおすすめ

中古住宅のリフォームを行う前は、施工業者の現地調査以外に、ホームインスペクションの実施がおすすめです。
ホームインスペクションは住宅診断のことですが、お家に不具合がないかどうかを調べるもので、事前に補強などの工事の必要な場所が分かります。
専門家による診断なので、意見を中心に適切なリフォーム計画を立てられるでしょう。

ホームインスペクションは目視のみなら5~7万円、機材を使用するなら10万円ほどがかかります。

■ 費用を抑えるにはどうすればいい?

内装リフォームの費用を抑えるには、このような方法があります。

・補助金制度を利用する

自治体によりますが、補助金制度が実施されていることがあります。
過疎化が進んでいる地域なら、年齢制限付きですが移住でリフォーム費用100万円補助、ということも。
浜松市の場合、昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅だと、専門家による簡単な耐震診断が無料で実施されています。条件によっては補強工事が上限100万円で補助するなどの制度もあり、一度自治体のホームページを調べてみることをおすすめします。

参考元:浜松市「専門家による無料耐震診断」>>
浜松市「耐震補強計画の策定・耐震改修工事」>>

・全体をリフォームする

壁紙クロスの張替えといった内装リフォームは、全面ではなく一部屋だけなど、施工面積を調整できる強みがあります。
ただ、一部屋だけ工事をすると、ほかの部屋が汚れて見えてしまうため、結局全面をリフォームすることも。
工事を複数回行うと、人件費や施工単価が割高になるため、できれば全面を一気にリフォームしたほうが安く済みます。

・内装専門業者に依頼する

さまざまな企業がリフォームに参入しているため、どこに頼んでも同じように感じますが、業者によって強みが異なります。
きれいな仕上がりをお求めなら、できるだけ内装リフォームを専門としている業者に依頼してみましょう。
専門性が高いので、かゆいところに手が届く提案をしてくれる可能性が高いです。
また、大手のリフォーム会社などを介すと、施工費20~30%の仲介手数料が上乗せされますが、施工業者に直接依頼すると、仲介手数料がかかりません。

・家具などを移動させる

購入した中古住宅をリフォームする場合は、部屋に何もない状態がほとんどかと思いますが、家具などがあるなら、自分で移動させておきましょう。
工事ではどうしても邪魔になってしまうので、業者が移動させることになると、家具移動費が加算されます。
また、パソコンなどの精密機器はホコリで壊れやすくなるので、工事中の室内には残さない・持ち込まないことが大事です。

■ 「クラフトマンシップ 和」では、内装リフォームを受付中!

クラフトマンシップ 和は、静岡県浜松市にて住宅リフォームなどを承っております。
大工としてのキャリアを積み、宮大工の工法や木の質感を生かした施工を得意としております。
内装リフォーム以外に、キッチン・トイレ・お風呂といった水回りのリフォームもできますので、全面リフォームもお任せください。

以下よりリフォームのお見積り・ご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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こちらもぜひ参考にしてみてください。

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■ まとめ

壁紙クロス・床の張替えを全面で行った場合、最低でも100万円ほどの費用がかかります。
工夫次第で費用を抑えることも可能ですが、補強工事などについてはしっかり行い、安心して住める空間を維持できるようにしましょう。

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